君のぬけがら

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気づくと僕は 君の首を絞めていた こんなの君じゃないから 君と繋いだこの手で 君を抱きしめたこの手で 君の涙をふいたこの手で 僕は君の命を絶った 僕の目からは 何かが溢れだしていた 僕が首を絞めたこの人は まぎれもなく愛した君だった
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