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『・・・・・・え??
お姉ちゃん!?』
私が振り返った先には笑いを堪えて私の携帯片手に肩を揺らしている姉がいた。
あまりの驚きで私は目を見開き、間抜け面で姉を見つめた。
「・・・ブッ・・・クククククッアハハッ!!めっちゃうけるっ!!クククククッ・・・」
よほど私が面白かったのだろう、姉は爆笑しだした。
私は恥ずかしさと怒りで一気に顔が真っ赤になる。
『も、もおっ!!脅かさないでよ!!私が怖がりなの知ってるでしょっ。お姉ちゃんのばかぁっ!!』
そうまくし立てて姉から携帯を奪い取った。
「クククククッヒッ・・・ゴメンゴメン・・・ヒクッついついヒクッ面白くてヒクッ・・・クククッヒクッ」
どうやら姉は笑いすぎてしゃっくりが止まらない様だ。
『ちょっと大丈夫!?ソファに座ってて、今水持ってくるから。』
あまりにも苦しそうだったので怒るのをやめ、私は台所へ向かった。
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