携帯の部屋 全15頁

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私は受話器を手に取り、手際よく自分の携帯番号を押した。 ピッピッピッピッ───・・・ プルルルップルルルップルルルッ・・・ 私は受話器を耳から離し、耳を澄ませた。 しかし、静かな家の中からは何も聞こえてこない。 この近くにはないのかな・・・ そう思って他の場所に行こうと、受話器を置こうとした。 プルルルッ・・・プルルッピッ・・・ 『・・・・・・え??』
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