出会い

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「やっと着いた…。」 約30分かけて学園へ到着した海津は、既に疲労困憊だった。 急いで家を出た為、ご飯をまともに食べることができず、更にはこの炎天下。 そして背中には鉄板(愛剣:ダブルエッジ)。 ただでさえ暑いのに背中から二重に熱っせられ、体力は通常の倍は減っている。 正直、補習なんてばっくれて、どこかでゆっくりしたい気分である。 (ま、それができたら苦労して学園になんて来ないんだけどな…。) 補習開始時間が迫っているので、海津は内心皮肉りながらも、急いで補習へ向かう。 唯一の救いは、補習場所は魔法で温度調節されているため、暑くは無いというところだろうか? (まぁ、涼しくも無いけどな…。) そんなことを思いながら、海津は少し歩くペースを上げるのだった。
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