4人が本棚に入れています
本棚に追加
「…行ったかな?」
少女は隠れていた木箱の陰から出てくる。
少女は容姿に似合わない、ボロボロの服を着ていた。
急いで逃げてきたようで、素足で歩いている。
だが、それでも目を見張るほどに少女は美しかった。
整った目鼻立ち。
胸は大きく…だが、大きすぎず、腰はしっかりとくびれている。
ヒップも引き締まっていて、その先からスラリと綺麗な脚が伸びていた。
だが、一際目立っていたのは少女の頭から伸びていた、キラキラと輝く銀髪。
容姿だけなら、一国の姫と間違える程。
そんな少女が、ボロボロな恰好で歩いているのだ…目立たない訳が無い。
「居たぞッ!!!」
そう、今まで見つから無かったのが不思議なくらい。
最初のコメントを投稿しよう!