プロローグ

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「今日は暑いな…。」 真夏の日差しの中、青年は憎らしげに太陽を一度睨みつけてから呟く。 「こんな日は、家で涼んでいるに限るんだがな…。」 はぁー。と大きく溜め息を吐く青年の背中には、身長と同じ程ある大剣が背負われている。 「まぁ、ボヤいていても仕方ないか…。」 これが最後とばかりにもう一度大きな溜め息を吐くと、青年は歩くペースを上げるのだった。
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