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(しっかし面倒だよなぁ…。いくら赤点ギリギリだったからって、別に補習なんかしなくてもいいだろうに…。一応合格してるんだからさぁ~。ハァ…。)
慌てて身仕度をして飛び出し、外は炎天下。
更には受けなくても良い補習に行くためともなれば、嫌でも憂鬱にならざるを得ない。
だが、受けなくていいのは、卒業を人質(?)にとられるまでの話し。
今日の補習に顔を出さなければ、卒業させてやらないと言われれば、それは出なくてはならない。
そんなこともあり、海津の不機嫌度が学園に近づく度に大きくなっていく。
海津は目一杯不機嫌オーラを纏いながら、若干の早歩きでセイクリッド学園へと向かうのだった。
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