無作為

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「おっはよー」 「あっ!!おはよー」 賑やかな教室。ある県立の南ヶ丘中学校。 仲の良い、3年1組のクラスメイトたちは朝から賑やかだった。 「おいっ、林!!体育祭の振り付け考えてきたか?」 「うーん…、なんとなくだけど。」 もうすぐ体育祭と言うこともあり、クラスの話題のほとんどがそれだった。 林幹也≪はやしみきや≫は、体育祭の応援振り付け係だ。 女子たちは、衣装係や旗係に分かれている。 「そういう、健太は考えて来たのかよ?」 幹也に聞かれ、 「おっぉ…おぅ!!絶対優勝出来るようなすげぇのをな。」 (絶対…嘘だ…)
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