第一章「ヒトラー石川帝国」

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今度は声が小さいことを発見する 「飯田さん声がでてない!」 「はっ、はい」 チェッカー飯田は完全射程圏内。 こうなると飯田の方も精神的に動揺してしまい普通にできる作業も出来なくなる。 次は釣銭の札の数え方が気に入らない石川。1万円を頂き9千円をお返しする。 石川ルールでは5千円が1番上になり千円は下である。 飯田は千円を上に5千円を下にしてしまった「飯田さん御札の返し方が違います」 石山からマークされたパートは地獄である。飯田と石川の行動を見続ける御客様としてもある意味地獄である。 豹に睨まれた獲物を助けることも出来ずに見ている気分が御客様。 この石山のマークに絶えられなくなり何人のパート達は心で泣き退社したのだろう。 もはや辞めた人間は死人にくちなしである。
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