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コンコンコンッ━━━━シャワーから出たばかりのバーナードの後方、部屋のドアからのノック。
「おはようございます、ミスターバーナード。ご注文の品をお届けにあがりました。」
「中身は?」
「ご指示通り、.50AEに.44マグナムをそれぞれ2ケース。それに例の件も。」
ドア越しの確認を済ませ、バーナードは鍵とドアチェーンを外して恭一の部下を招き入れた。
「思ったより早いな。」
「情報も弾薬もなければお困りでしょう。すぐにご用意させていただきました。」
厚紙の箱をスライドさせて開けると円形の金色い薬莢が並び、艶やかで綺麗なそれが新品であることはすぐにわかった。
「新品(ファクトリーアモ)か。」
「勿論、ミスターバーナードにリロードアモなどお渡しできません━━━━こちらの中身もなかなか新鮮なものをご用意致しました。」
手渡してきたA4ほどの大きさの封筒はなかなか中身が詰まっているらしく、一目で興味をもっていかれた。
「本当に大したものだ。こんなに早く揃うとは。」
「少しばかり鳶上様のお力添えもありましたがね。私達はこの街のことなら隅から隅まで調べられますよ。」
「心強いな…それと、すまないがいくつかエモノを用意しておいて欲しい。種類があればあるほど好ましい。」
恭一の部下は首を傾げる。
「何かスケジュールが?」
「まだ決まってはいない。だが早ければ今夜にでも訪ねたいと思っている。」
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