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眺めているとﾌﾛｰﾄｼﾃｨを形作る建物の前でﾗﾝﾄﾞｸﾙｰｻﾞｰが停車し、運転手がﾊﾞｰﾅｰﾄﾞを見た。
「あそこがﾒｲﾝｴﾝﾄﾗﾝｽです。観光客が出入りできるのはあそことﾌﾛｰﾄｼﾃｨ内の港湾地区の二カ所…それ以外の出入り口はｾｷｭﾘﾃｨｰｹﾞｰﾄが置かれてます。くれぐれもお気をつけて。」
「問題ない。お前こそ、私が戻るまでちゃんと待っていろよ?」
「勿論です!」
気合いが空回りしなければいいが…ﾊﾞｰﾅｰﾄﾞは車から降りると正面入口(ﾒｲﾝｴﾝﾄﾗﾝｽ)へと向かった。
清潔感のある内装に眩しいほどの照明、吹き抜けの構造は閉塞感を感じさせず━━━━外にある旧市街地の廃墟群のことを忘れさせてしまうほど綺麗なｼｮｯﾋﾟﾝｸﾞﾓｰﾙの様な造りになっていた。
まずはｴﾓﾉを…ﾊﾞｰﾅｰﾄﾞは携帯電話を出した。
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