Prologue~序章

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「なるほど。だから撤退か?」 「そういうこと。他の邪魔な奴は片付けたし、あとはあの荷物から話を引き出せりゃあ万事オーケイだろ?」 「上手く行けばそうなる。だが上手くいくか?」 バーナードのその問いに、ゲイルは少し大袈裟にも聞こえる口調で答えた。 「バーナード、俺ってばそんなに信用ないかい?今の発言はすんごいショック。」 「あの荷物が何者かはわからんが、お前はこちらの望む情報を吐き出させる自信があるのか?」 …車の後方をチラッと見てから、ゲイルがニヤリと笑う。
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