第3章

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自転車をこぎ始めて15分。目的地のコンビニについた。 辺りを見渡したが、それらしき人物はいない。 自転車を降りて、中に入ってみるが、やっぱりいない。 まだ来てないのかと携帯を開くとメールが。 「ゴメン。ちょっと遅くなった。今からすぐ行きます!」 自分から誘ったくせに、遅刻かよ。と思いながら携帯を閉じた。 携帯を閉じて、間もなくすると、 自転車で同じ制服をきた男の子が現れた。 自転車の籠には、大きな黒い箱が乗せてあり、右手で方のところに鞄を持ち、 左手でハンドルを握っている状態だった。 「お待たせしました。はじめまして。行きましょうか。」 私たちは自転車で学校に向かってこぎ始めた。 第一印象は、可愛らしい青年といったところだろうか。 髪は、短く切ってあって、顔は、芸能人でゆうとスピードワゴンの小沢に少し似ている。 「中谷先輩。本庄先輩がゆってたより、きれいな方ですね。」 2つも歳下なのにお世辞がうまい。 先輩と呼ばれるのはあまり好きじゃなかったから 「麗奈でいいよ。あと敬語使うのもやめてくれる?そうゆうのあんまり好きじゃないしさ。ァタシも健ちゃんと友達になりたいしさ。」と返すと、 「わかりました。ってもう敬語使ってますね。(笑 いつも先輩達に囲まれてばっかりなんで、つい敬語になってまうけど、できるだけ使わないようにします。」  「ってまだ敬語やし。」とァタシが突っ込むと、 目が合って、面白くなって笑ってしまった。
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