第2章

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携帯を見ると、メールが来たことをお知らせするランプが点滅していた。 携帯を開くと、『新着メール2通あり。』と表示されていた。 一通目は本庄からで、「メルアド教えといたよ☆能勢君って子やからよろしく~☆」といった内容と、もう一通は、能勢くんからのメールだった。 「はじめまして。本庄先輩から連絡もらった、能勢健太郎です。まだ1年生で先輩の相手にしてもらえんかもしれないけど、頑張るんでよろしくお願いします。」といった内容だった。 能勢君かぁ。なんか珍しい名前だなと思いながら、「本庄の友達の中谷麗奈です。よろしくね☆ってかさ。なんて呼んだらいい?」と返信すると、すぐに返事が返ってきた。 「学校では、普通に能勢とか、健とか、健ちゃんって呼ばれてますけど、先輩の好きなように呼んでくれていいですよ♪」 その後、夕食の準備ができるまで何通かメールをしていた。正直、後輩と聞いてがっかりしていたところもあったが、暇つぶしにはなりそうだった。
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