旅立ちの決意

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町長「しかし、ワシに聞くより、大きな国の書庫・・・図書館にある文献を見た方が分かるじゃろう。」 ゼノ「大きな・・・国?」 ゼノは記憶が無かったため、国がなんなのか分からなかったため、首を傾げた 町長「ああ・・・昔の記憶が無いから国と言っても分からんかったな・・・すまんすまん。」 町長は頭をボリボリとかいた 町長「国というものはな、簡単に言うとこの町より大きく、様々な人がいて、ここより守られているような場所じゃ」 ゼノ「う・・・うーん・・?」 なかなかゼノは想像ができなかった 町長「ははは、まぁ考えるより行った方が早いじゃろうて。行ってみる気があるか?」 ゼノは少し考え、そして答えた ゼノ「うん、行ってみるよ。行かなきゃ何も分からない。なら行ってみる。」 町長は満足そうに頷き 町長「そうか、なら明日町の皆に挨拶をしておきなさい。この町から北の道を1日半歩き続ければ、ストラインという国に着くはずじゃ。そしてストラインの大図書館でゼロに関する文献を読んでくるといい。きっとかなり多くの文献があるはずじゃ。急いで帰る事はない。町が消えるわけじゃないからな。」 ゼノ「うん、分かった。明日皆に挨拶しておくよ。」 町長「うむ、それじゃあ今日はもうおやすみなさい。」 ゼノ「うん、おやすみ爺ちゃん」 町長「おやすみゼノ」 そして夜が明け、朝が来て、ゼノは町の皆に次の日の朝から一時町を離れる事を告げてまわった そして旅立ち前の最後の夜がやってきた。
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