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そして現代では生まれながらの素質を利用し、生まれながらにして一部の人間の体に眠る力を使った精霊術を使った技術が普及した。
精霊術は扱える範囲が非常に限られるが、マナを一切必要としないので素質さえあれば気軽に使える物だった。
ゼノ「あーあ・・・本当に全然映りませんね」
ゼノはリグの家に行き、テレビをバシバシと叩いて状態をチェックしてみた
リグ「いやぁ、昨日までは映ってたんだぜ?ちょっとスープをこぼしてよ・・・」
ゼノ「・・・」
ゼノは呆れたと言わんばかりにリグを見た。
リグ「ま・・・まぁ頼むよゼノ」
ゼノ「はいはい・・・」
ゼノはテレビに両手を押し付けて電気を送り込んだ
ざ・・・ザザザッ
今まで動かなかったテレビが映像を映し出した
リグ「お!映った!いやぁ!ありがとうな!」
ゼノ「いえ・・・もうこぼさないでくださいよ」
実はリグがこぼして故障させたのは今回が初めてでは無かったのだ。
しかし、このリグのおっちょこちょいがゼノの少し単調な毎日に違いを与えていたのだ。
この平和なメルファーの町でそんな毎日が続いた
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