プロローグ

3/3
前へ
/325ページ
次へ
「しかし何でこんな学校に?男ばかりで臭いだろう?」 臭いは余計だ‼ 「まあ…お前もいい年頃だ…お前が跡継ぎになってしまったからな」 「…」 あ…いや 「そこでだ…極道の道には恋愛する暇ない…理子との出会いも高校生でな…いや~あの頃は可愛くてな」 まずい…長くなる 「それで?私にも恋愛しろと言うわけか?」 「え?ああ…簡単に言うとそうだな」 はあ… 「興味ない…第一私より強い男でないと私は好きにはならない」 またそれか… 「そうなるとクロと結婚する事になるぞ?」 「うっ…クロは運転手なのに強いが…無理だ」 そうか?あいつも若いしいい相手だと思うが 「下見に行くなら早めに行くぞ‼」 「決まってるのか?」 「夕方までだ」 いや…夕方までならゆっくりで… 「先生と話もあるからな…」 「そういう事か…」 先生も苦労するな…長いぞ…校長のくだらない話並みに長い 「父さん朝食は?先に食べてからにしよう」 「そうだな…ああ遥」 ん? 「これ制服だ」 「こんなにスカート短いのか?中学とは違うな」 「まあ…後で着てくれ」 う~ 「分かった…」 まあ…動きやすいと言えば動きやすいか… 「どうぞ」 「母さんはもう行ったのか?」 「はい」 またやばい仕事なのか?まあ私達の場合喧嘩はするが殺しはしないからまだ優しい極道だろ… 「見た目はセレブで裏は極道…表に出せないのが辛いな」 それより高校の下見だな…少し楽しみなんだ…他の生徒もいるかもな
/325ページ

最初のコメントを投稿しよう!

510人が本棚に入れています
本棚に追加