第一章「涙」

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第一章「涙」

玄関の扉開き、彼がゆっくりと中に入ってきた。 「おかえり。」 と私が言い終える前にいきなり、ぎゅっと抱きしめられた。 改めて私が「おかえり」とゆうと、彼は少し振るえはじめた。 そのふるえているのを見て、私が彼が泣いているのにはじめて気づいた。 ぎゅっと抱きしめられ、私もなんだか安心して、涙があふれてきた。 私達は、抱きしめあったまま一緒に泣いていた。
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