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彼を最初に見たのは、ちょうど一年前である。
彼は最初に出会ったことを、あまり覚えていないようだったが、私は今でもはっきり覚えている。
それは、大学3年生の春。
就職活動の面接会場だった。
少し早めに到着した私は、面接会場に通された。
まだ誰も到着していなくて、私は、荷物を置き、大きくてとても座り心地のよいイスに座って待っていた。
すると間もなく、他の受験者が2人入ってきて、面接官である男性もあとからすぐ入ってきた。
「えー。本日の受験者は4名なのですが、1名少し遅れるとゆうことなので、先に説明を始めます。」
と面接官が話し始め、面接が始まった。
面接を受けるのは、この会社で2社目。もう一社は、まだ選考中だった。
面接開始10分後。
コンコン。
「失礼します。遅れてすみません。」
と背の高いすらっとした男性が勢いよく入ってきた。
これが私が彼をみた最初の記憶となった。
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