第0章~英雄~

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━━━━━━━━━━━━ ?:「でやぁ! ふんっ!」   1人豪快に槍を振るう大男。真っ赤な鎧と兜を身に纏い、長さ3メートルほどの槍をいとも簡単に振るっている。 目の前にはざっと300人ほどの敵兵。 そんな数など気にも止めず、男は1人、1人と敵をなぎ倒していく。   ?:「どうしたぁ!もう終わりか!?我が双竜の錆びにしてくれるわ!」   男の威勢に退く兵が次々に呟く。   「やはり鬼だ…!わしら人間には敵わぬ相手だっただよー!」 「わしは虎に育てられたの子だと聞いたぞ!元は黒かった鎧も返り血で赤く染まったと…」   口々に叫ぶ兵をよそにその集団に斬り込むその男、   ?:「暉彦の軍もそれほどではないな…親方様の命令、眼の黒い内には誰にも邪魔させん!」   一つの小さな点と大きな点が交わる瞬間であった。   ━━━━━━━━━━━━
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