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響さん自身だってかなり接近してみないと香水をつけている事には気付かなかった。
そのくらい微かな香り。
そのくらい微かな残り香。
どうして、瑞貴がそれに気付いたのかが不思議なくらい。
これは、正直に話すべきなんだろうか?
瑞貴の真剣な表情に私は再び追い込まれていた。
正直に話すしかないのかしら・・・。
でも、響さんがここにいた事を話たら、その理由も聞きたくなるんじゃない?
その理由を話したら、全ての事の発端となった“原因”も話さないといけないし・・・。
・・どうしよう・・・。
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