エピソード13

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私が発した言葉は確かに瑞貴の耳に届いた。 「やっぱりな。」 だけど、その反応は私が想像していた反応とは違った。 私は、瑞貴がもっと驚くと思っていた。 『なんでだ?』とか『どうしてだ?』とかの質問をされる事を想像していた。 だけど、瑞貴は驚く事もなく、それどころか、私が言う名前が分かっていたかのようだった。 「・・知ってたの?」 そんな瑞貴の言動に驚いたのは私の方だった。 「あ?」 「響さんがここにいた事を知ってたんでしょ?」
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