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「あ?」
今度の『あ?』はさっきの『あ?』とは違い、ぶっきらぼうではあるけど私の話を聞こうという意志がある『あ?』だった。
だから、私は思い切って尋ねてみた。
「『ほぼ全部。』ってどの辺まで分かってるの?」
「ん?そうだな・・・。」
瑞貴は綺麗な顔に妖艶な笑みを浮かべた。
「・・・!?」
そんな瑞貴に自分の顔が引き吊ったのが分かった。
「お前が、仕事中に店の前でNo.1の女と殴り合いのケンカをして、一週間バイトに出られなくなった事くらいしか、俺は知らないけどな。」
「・・・!!」
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