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私の目の前にいる可愛いらしい女の仮面を被った悪魔は
自分が最低呼ばわりされた事よりも
私の男事情の方が気になるみたいで・・・。
真実を突き止めようと、自白を促す刑事みたいに私に迫ってくる。
いつの間にか容疑者に仕立てあげられている私の口からは自白の言葉じゃなくて大きな溜め息しか出てこない。
「誰が溜め息を吐けって言ったのよ!?」
挙げ句の果てには人の行動1つにまで因縁をつけ始める始末。
・・誰かこの女を止めてよ・・・。
アリサと飲みに来てしまった現実をとても後悔し始めた私は
微かな期待に望みを掛けアリサにバレないようにカウンターに視線を送った。
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