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幸茄さんに"まーちゃん"と言われた女性は走って私たちの所に向かってきた
「なにー?幸茄さん」
「新しくあなたと一緒にバーテンダーをやることになった山崎由稀菜よ!仲良くしてあげてね(笑)」
「了解!虐めたら殺されるもんね(笑)」
「よくわかってんじゃない!で、ゆき、こちらがゆきにお酒の作り方を教えてくれる大谷真璃(オオタニ マリ)ちゃん!反発しないでちゃんと言うこと聞くんだよ(笑)?」
「わかってるよ!」
「じゃあ後は二人でよろしくやって!また来るから!」
そういい残し、幸茄さんは早足でステージの方に行ってしまった
なんか微妙に適当なきがする…
「そんじゃあ、改めてまして!大谷真璃です!歳は20歳で好きなものはイケメン!よろしくね(笑)」
「は、はい…あ、山崎由稀菜です!歳は16」
「16!?激若!なんで?16っていったらまだ高1でしょ?学校は?」
「昨日教師殴って退学になりました」
「え…?…ぶっははははは!!!」
退学になりましたと言った瞬間なぜだか知らないけど真璃さんはいきなり大爆笑しだした
「なんか変ですか?」
「いや、私と全く同じだなーと思って!私もね、教師殴って退学になったんだよ(笑)!まぁ、ここに来たのは高2だけどね!」
「そうだったんですか!」
「あっ!私や他の社員に敬語とか使わなくて平気だよ!そういうの慣れてないでしょ?」
「え…う、うん」
「ここの人達は皆が家族みたいなもんなんだから気を使わないでどんどん頼っちゃっていいんだからね?あ、それと私のことは"さん"つけなくていいよ?真璃でもまーちゃんでも美人でもなんでもいいから!」
「じゃあ真璃で」
「よし!じゃあさっそくお酒の作り方を教えるね!」
「うん!」
こうして私の新しい日常が始まった
みんな私より年上の人ばかりだけど、歳なんか全然関係なくて厳しい上下関係もない
本当にみんなが家族みたいでいつも賑やかで騒がしくて…
今日を始めとして、私は今日からここの家族となった
私の第二の家族…
ずっと大切にしたい人が今日たくさんできました…
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