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「遊び人って女ったらしてこと?」
「まぁ、言っちゃえばそうなんだけど」
「え!?やだよ!やっぱ紹介しなくていいよ!」
「いや!そうじゃなくて!ゆきに紹介したいな~って思った訳はそいつを一途なボーイに変えて欲しいなと思って」
「そんなの本人の意思しだいじゃん」
「そうなんだけどさー、私も一回その男にやられてるんだよね」
「え?」
真璃からのまさかの発言で私は驚きを隠せなかった
「ね?だから私の敵討ちだと思って!あいつをゆきにベタ惚れにさせたいんだよ!」
「…真璃の気持ちは分かった…で、そいつ歳は?」
「ゆきと同じ17歳、高校には行ってない」
「真璃って年下も好きなんだ」
「まぁ、ルックスの問題だよ!とりあえずOKしてくれる?」
「その前に顔が知りたい!」
「わかった」
そういうと真璃はポケットから直ぐさま携帯を取り出し、付き合ってたころの写メをみしてもらった
「え…超イケメンじゃん」
「どう?紹介うけてみる?」
「はいっ!是非!」
「あんたいつも顔で選んでるでしょ」
「ひみつー(笑)」
一通り話が終わった私たちは店が開店したため自分達の持ち場に戻った
その後の真璃の話ではそいつもちょこちょここの店に来るらしく、それと妹が一人いるらしい
―――――――……………
―――――………
――………
「ゆき、あそこのお客さんにJINRO注いであげて」
「はーい」
――――………
―……
「お待たせいたしましたー!ん?お客さん見ない顔ね?」
「ここに来るのは初めてなの」
その子は小柄で化粧の効果もあるんだろうけどとてもかわいい顔をしていた
「そっか、ようこそクラブSへ!若そうだけど歳は?」
「14だよ」
「それじゃあお酒はだめじゃない」
「ばれないようにするから飲ませて」
「んー、しょうがない!特別ね!14歳っていったら私の弟と同じだね」
「弟いんの?」
「いるよ」
「私も兄が一人いるの」
「へぇー、何歳?」
「17だよ」
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