煤けた烈士

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煤けた烈士

さあ 謳いに行くぞ!と意気込み張り切り 幾度その日を迎えただろう 誰の声でも言葉でもない 私のオリジナル 愛だの恋だの知らぬなら人生が薄いだと? そんなキミにこそ聴いてほしいんだ若い命よ 都会でも嗅ぎとれる季節の匂い 懐しむのは私にも許される あなたの心から消えようとも私は忘れぬ 仁義正すために想うのだ 可能性などこの街には必要ない さあ願おう さあ謳おう その行為が愛で無くても構わぬ 私の路で私は自由 失うまで参りましょう
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