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無貌の神
泣く仮面 笑う仮面 飲めよ歌えよ無貌の神 面の皮剥して元に戻って生きろ ここにいるよ 招かれらざる相手は塩まいて追い払われた 脱脂綿に水を垂らすがごとく あっという間に吸収 油を差したブリキ人形は奇妙に踊る そうして起こる想像を絶するようなこと 常識を覆されること 意識が定まらず 揺らめき 思い出したいことは遠心力でアッチヘコッチヘ 大好物さ その危うき鋭さ 間違いないと自信を持って集めたものが何故役に立たないゴミクズになったか? それは使い方を知らなかったからだよ 猫にカートコバーン そそり立つような魂の匂い 目に映る鳥肌が立つようなマジック 果たして何を持ってソレに到ったか 誰そ彼そを覚えてる 酸っぱい気持ちが残ってる やっぱり日が落ちれば向こうの人の顔は分からない そいつはきっと無貌の神 表も裏も睨みつけ 私の未来を塞いでいるぞ
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