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予想は的中した。
これはチャンスだ、己を変えるチャンスに違いない。
「お前にこれを渡す」
爺は俺に変わった腕時計を譲渡した。
「これは…なんだ?」
「次元転換装置、タイムマシンだお前はこれを使って暮らしを変えるといい、だが俺は一切保証はせん、使うかどうかはお前次第だ」
俺は思わずニヤリと笑みを浮かべた。こんな良いことは無い。未来の【俺】は非常にいいプレゼントをくれた。
「じゃあな、野々村淳(ののむらあつし)」
爺はそう言った後ゆっくりと姿を消した。それに合わせるかのようにして辺りの色が戻ってきた。
この腕時計さえあれば、どんなことだって出来る。
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