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無重力の悲劇で
キミのワガママがまた動き出す
安い憂鬱を手にとって、安い傷を作っては綺麗に終わればいいけれどね
本当に涙を流したのは鏡の中の顔
それはキミに似たキミじゃない造りモノのホンモノで
とても受け入れ難く
寂しい
愛しい
コワイよ
その痛みを様式で鮮やかに組み込んでいてもね
そのホンモノが疼けば疼くほど化けの皮は剥がれてゆくよ
ウソツキの心はペルソナ
ホントは誰より脆弱なキミはキミを見ている
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