第弐章-龍族-

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「さてと…、割と簡単に行ったな…。アメルさんに連絡しないと。」 『簡単ニカ…。最上級を二つも発動さシテおいテ良く言えルナ。トこロで、オ前はアノ魔法は使エるノカ?』 「………あの魔法は僕には扱いきれないし、扱おうと努力する気もないよ…。」 シュッ 「…!本当に倒してるわね…。 しかも、首をバッサリと切っているし…。何をしたの?」 ラーヴァナと会話をしているうちに、アメルさんがコバルト色の髪を靡かせながら、転移でドラゴンが死んだ場所まで来ていた。 「魔法に決まってるじゃないですか。魔武器はまだですし、武器も持ってきていませんから。」 「そう…、話したくないなら別に構わないわ。」 「…ありがとうございます。」 闇の属性では首をバッサリと切るのは不可能。消失系では首に跡が残るし、重力系だと押しつぶすしか出来ない。 深く聞いてこなかったアメルさんに感謝しなければ…。 確かにいい人だが心属性の事を聞いたらどうなるかは分からない。 心属性の生き残り…というだけで即研究所行きだろう。 「さ…、ギルドに戻りましょ。 報酬を渡さないといけないし。」
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