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「まずは10万ぐらいでいいか…。
100万まで入るって書いてたけど試し切りでそこまでしなくても良いかな…。」
シュッ
「えっ…、10万でこれって…。」
斬った感じはなかった、それもそのはず、地面には真っ二つに切れたオリハルが転がっていた。
『クくク、恐ろシい鎌ダナ。
地獄デもこレ程の物ハ無いゾ。』
「買い…だね。
値段は300万$って書いてたけど買った後が大変そうだな…。」
マスター!と呼ぶとまたもや転移を使ってマスターが飛んできた。
「で、どうしますか?
お買いになるのでしょうか?」
「はい、買わせて貰います。
しかし、これほどの業物が300万$とは訳があるんですか?」
「あぁ…、金額的に貴族か上位のギルド員しか買えませんし。
上位のギルド員は自分に合った武器を既に持っているでしょう?
なら残りの貴族はというと鎌はダサい、デザイン性が無い等と言って買わないんですよ。
そして値段がどんどん下がっていった…、という訳です。」
「そうですか…、
なら安心しました。呪いなどは無いんですよね?」
呪いが付いた曰く付きの武器ならいくら切れ味が良くてもご遠慮願いたい。
最悪の場合だと使うたびに寿命が縮む…なんてのもある。
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