第弐章-龍族-

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さて…、気ままに食べ歩きでもしよっと…。 実の所、バアルはかなりのグルメである。本人曰く“美味しい物を食べているときは無意識に心の力を閉じれるから楽なんだよ。”だそうだ。 「まずは…っと、軽くサンドイッチでも食べてみようかな。良い感じのカフェもあるし。」 『クくク、なンとなク、オ前ノイメージと合わナイナ。』 む…、相変わらず失礼だな…。 そんなにガッツリ食べるように見えるのかな? 『アぁ…、大食いニは見エナいがナ。俺のイメージでハ丼物ヤ麺類が好キそうナイメージだナ。』 「まぁ、それも好きだけどね。 お腹は空いてるから軽く食べた後に定食屋にも行くつもりだよ。」 「ご注文はいかがなさいますでしょうか?」 『来たゾ、何ヲ食べルんダ?』 「えっと…、この巨大ハムタマサンド~10分以内に食べると無料♪~をお願いします。」 「え…えっと…、こちらの商品は大変巨大でして失敗すると逆に1万$の罰金となりますが、構わないのでしょうか…。」 「はい、大丈夫ですよ。 お腹も空いてますしね。」 「そ…そうですか…、では…、お持ちしますので少しお待ちください…。」 『クくク、グルメなだケじゃナクて大食イでモあるんダナ。』
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