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序
岡崎市南部に赤茶けた工場がある。
鉄の扉は長年風雨に晒され、表面に浮いた真っ赤な錆が血の塊のように見える。
閉鎖された工場。すさんだ廃墟の静けさ。
工場に出入りするのは、おそらくコウモリとネズミくらいだろう。
夜中に工場を見た人は、その異様な姿に恐怖すら覚えるという。
いつしかその工場は『幽霊工場』と呼ばれるようになった。
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☆注意書き☆
本作品には性に関わる描写が出てきます。そのため18歳未満の方にはお勧めしません。また、援助交際や浮気、性的虐待に関わる内容も出てきます。この作品はフィクションですので、現実のできごととは一切関係ありません。書かれている内容と現実との区別ができない方は読まないでください。良識を持ち、虚構と現実の区別がつく方のみ先を読み進めて欲しいと思います。
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