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小綺麗な部屋。室内は様々な種類のライトに照らされている。木戸で覆われた窓に向かって大きなベッドが置かれている。手前には二人がけにしては少し大きめのソファーが一つ。
あとは大型テレビと冷蔵庫など、どこにでも置いてあるもの。ベッドの脇にあるマッサージチェアだけが部屋に似合わない。
二人はシャワーを浴びると生まれたままの姿でベッドに横たわった。義人は瑞樹の唇に自分の唇を重ねようとする。瑞樹は一瞬唇を逸らせ目線を壁に向ける。
「どうしたの?」
義人が瑞樹の耳元で囁く。
「いえ。何でもない。素敵な絵だったから」
壁には千切り絵のひまわりが飾られている。
「いいわ」
瑞樹はそう言うと義人の方を向き直る。瑞樹の唇が義人の唇に重ねられた。
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