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風都から一つの脅威が去り、三ヶ月が経った。だが、ガイアメモリを使った犯罪はなくなる気配を見せない。
「なぁ、お前は家にいてくれないか?」
勇は隣にいるナナに頼む。
「嫌よ。私もいく」
「いや、でもな……」
「心配しなくても大丈夫よ。まだ、二ヶ月なんだから。それに、勇が守ってくれるでしょう?」
ナナはお腹をさすりながら答えた。
「しょうがないな……無理はするなよ」
まったく……と呟き、勇はファイヤーブレードに跨がる。
勇はドーパントとの戦いをやめれずにいた。いや、ドーパントが存在するかぎり、これからも続くであろう。相棒が、それを望んでいるから。
「しっかり掴まっていろよ」
「うん」
これからもナナと二人で。
風都を守る仮面ライダーの仕事は、続く。
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