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「ねぇ、次はあれに乗ろうよ!」
「ああ、いいぞ」
翌日、勇とナナはサザンウィンド・アイランドパークに来ていた。前々から遊園地に行きたいと言っていたナナを、勇が誘ったのだ。
勇は普段と変わらないラフな格好をしているが、ナナは見たことのない服を着ている。彼女にしては珍しい、可愛らしい服だ。その服をセンスの良い瑠花に選んでもらった事を、勇は知らない。
(来てよかった)
楽しそうなナナの横顔を見て、勇は内心で呟く。
激しい戦いの後の、心休まる一時。二人はどちらからともなく、手を繋いだ。
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