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「ナナには指一本触れさせない」
「嬉しいこと言ってくれるじゃない!」
左のドーパントの腹に、ナナは拳を連打する。右のドーパントには、スカルが蹴りを食らわせた。
「いい加減、うざい」
蹴り飛ばされたドーパントが、その勢いを利用して離れていく。ナナの脳裏に嫌な予感がかけた。
「逃がさないで!」
言われ、スカルは逃げるドーパントにスカルマグナムを向ける。もう一体のドーパントが、スカルに突進してきた。
「っ! 邪魔だ!」
至近距離で光弾を連射する。ドーパントは顔を歪めながら、口元に笑みを浮かべた。
「お金は確かに貰ったよ」
ドーパントの姿が、二人の前から忽然と消えた。
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