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「冴子さんも人使いが荒い……こんな事、飼い猫にやらせればいいのに」
動かなくなった男の体を、ブラックダイヤモンドで破壊する。跡形もなく消え失せた。
「そろそろ飽きましたね」
必要な情報は集まった。あとは“彼”だけだ。
だが“彼”は、あの女に惹かれている。あの女がいるかぎり、こちらに味方する事はないだろう。
あの女のどこが良いのか……同性である小夜子から見て、あの女は欠点の固まりにしか見えない。
「やっぱり、殺すしかないですね」
小夜子は呟き、その場から消えた。
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