Sとの決着/闇を撃ち抜くモノ

8/24
前へ
/242ページ
次へ
体が熱い。こんな感覚は初めてだ。自分の体に異変が起きているのかもしれない。だが、今はどうでもいい事だ。目の前には、強敵がいる。体を気にする余裕などない。 迫る。迫る勢いを利用して、足を振り放つ。サーティーン・ドーパントはそれをかわした。 「これは……」 サーティーン・ドーパントが驚いている。 蹴りは、間違いなくかわされた。だが何故か、サーティーン・ドーパントの腕から煙りが出ている。 「やってくれますね」 サーティーン・ドーパントは大鎌を構え、スカルに肉薄。銀色の刃が、腹部を薙いだ。
/242ページ

最初のコメントを投稿しよう!

766人が本棚に入れています
本棚に追加