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「どうやら……死にたいようですね!」
サーティーン・ドーパントがナナへと迫る。
勇は相棒を信じて、スカルメモリへと走る。
戦いの音がする。しかし見ない。信じる。自分の役目に徹する。スカルメモリを掴む。振り返る。ナナは、無事だった。
「勇、早く!」
銀色の刃をかわしながら、ナナが叫んだ。
「変身!」
《スカル》
駆け出す。熱風が体を包む。スカルを纏う。体が熱い。熱が、体内を放流しているような感覚だ。
利き腕に拳を作る。作った拳が燃え上がる。それを、サーティーン・ドーパントへと走らせた。
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