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「うおおおっ!」
痺れて動かない体を無理矢理動かし、スカルはナナの盾となる。
黒い結晶体はスカルの全身に突き刺さり、破裂。限界を超えるダメージ。変身が解除された。
「い、勇……」
「ナナ……逃げろ……」
勇は、ナナの上に倒れ込んだ。
「勇……勇!!」
私のせいで勇が……気丈なナナの瞳から、涙が溢れる。
「あら? やり過ぎてしまいましたね」
サーティーン・ドーパントは変身を解除した。
「ナナさん。貴女は、勇くんのパートナーに相応しくない。今後の事をよく考えて下さいね」
小夜子は、上品な足取りで公園を去っていった。
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