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それが俺、佐藤春輝(サトウ ハルキ)に届いた手紙だった。
2060年
地球の資源は絞り尽くされ、オゾン層の破壊、森林伐採に伴う大地の砂漠化の進行。
地球は破壊されるところまで破壊されていた。
確かに今の科学技術はすさまじい。
目的地を言うだけで自動運転してくれる車。
視覚や聴覚に直接働きかけ、まるで自分がその場に居るかのような臨場感を醸し出すテレビ。
生活するのに何一つ不自由は無い。
しかし、科学発展ばかり注目を浴び、言葉だけの環境保護活動しかやらなかった地球は、昔の見る影も無くなっていた。
そんな時、地球から遥か三億光年先の宇宙で「SECOND」と呼ばれる星が発見された。
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