プロローグ

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しかし、そんな発見をした人類が何もしないわけがない。 SECONDが発見された直後、各国の首脳が話し合い、“SECONDプロジェクト”が発足した。 プロジェクトの大まかな内容は、地球を捨て、SECONDに移住する事。 だが、そこには障害もあった。 それは、致命的な情報不足である。 発見されたばかりで何の情報もない星に移住するのは危険すぎる。 そして首脳達が出した結論。それは、一般人をSECONDに送り込み、調査させるものである。 もちろん、それは大変危険を伴う仕事である。普通に募集しても、誰も応募しないのは目に見えていた。 その為、首脳は莫大な報酬を用意した。 ―――この任を果たした者には、報酬としてSECONDの土地十万坪と、日本円にして百億円を支払う――― この破格な報酬により、調査員に名乗りをあげるものは急増した。
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