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「ん…?何…?」
あたしがそう言うと、風間は、目を瞑り、再び深呼吸を開始する。
「スー…ハー…スー…ハー…」
風間が、目を開いた。
その綺麗な瞳が、あたしを捕えて離さない。
あたしを見つめる…。
「俺…実は━━━」
…。
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――
…
ポケーッ…。
あたしは、目の前の夕飯が目に入らない程ボーッとしていた。
…先程の風間の言葉で…。
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―――
……
…。
「俺…実はお前のこと好きなんだ」
ん~?
今…幻聴聞こえた。
「ごめん…なんて言った?よく聞こえなかった」
あたしがそう言うと、風間は
「はぁっ!?なんでだよっ!!」
「なっ…なんでって…聞こえなかったんだから仕方ないでしょっ!?」
「わかったよ…俺は…お前が好きって言ったんだよ」
ん~?
またもや幻聴が…。
「ごめん…聞こえなかった」
「だぁ~かぁ~らぁ~っ!!俺はお前が好きだって言ってんだよっ!!」
…。
…幻聴じゃ…
なかったの…?
「…え…?」
いい終えた風間の顔は、真っ赤。
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