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「あ…えっと…あ!あのね?ね、寝てたら数学になってた!」
…としか言えなかった。
無理があったかと萠が悩んでいると、瑞穂は、
「へぇ~…そっかぁ」
と、ニコニコしながら呟くように言った。
…。
あ…あたし大事なこと忘れてた…。
瑞穂が単純だってこと…。
それから、あたし達は、他愛のない話しをしながらチャイムがなるのを待った…。
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…
「ふぁ~…」
何時間眠っていただろうか?
あたしは、休み時間の終了チャイムで直ぐ様屋上に来て、眠ったのだ。
「今…何時間目?」
あたしが呟くと、
「5時間目」
と、声が。
あたしは驚き、後ろを振り向いた。
「風間…」
風間 郁斗が屋上のドアにも垂れかかって、両手をポケットに入れた状態であたしを見てた。
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