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「あ…えっと…あ!あのね?ね、寝てたら数学になってた!」 …としか言えなかった。 無理があったかと萠が悩んでいると、瑞穂は、 「へぇ~…そっかぁ」 と、ニコニコしながら呟くように言った。 …。 あ…あたし大事なこと忘れてた…。 瑞穂が単純だってこと…。 それから、あたし達は、他愛のない話しをしながらチャイムがなるのを待った…。 ________ ______ ____ __ … 「ふぁ~…」 何時間眠っていただろうか? あたしは、休み時間の終了チャイムで直ぐ様屋上に来て、眠ったのだ。 「今…何時間目?」 あたしが呟くと、 「5時間目」 と、声が。 あたしは驚き、後ろを振り向いた。 「風間…」 風間 郁斗が屋上のドアにも垂れかかって、両手をポケットに入れた状態であたしを見てた。
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