68人が本棚に入れています
本棚に追加
「…あ、りがとうございました、助かりました。」
美奈は頭を下げお礼を言う。その声は震えていた。
「本当、大丈夫かよ…」
「大丈、夫…」
美奈はその場に倒れ込み。気絶してしまった。
「おいっ!!」
「静雄どうした?」
「トムさん、それが…」
どうしようかと悩んでいると、仕事の上司トムが現れた。静雄は下手ながらも順を追って説明し始める。
「そうか…、とりあえず静雄ん家に連れてったらどうだ?」
「俺ん家ッスか?」
「いいんじゃないか?」
「分かりました、」
「て事で、仕事はいいから、」
そう言い残すとトムは人の中に消えていった。残された静雄はため息をつきながら、美奈を姫抱きして、家に向かった。
最初のコメントを投稿しよう!