空白の1日

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多分、昔、現実にあったことなのだと思う。 体つきからいって小学校の頃。 でも、全く覚えてない。 手を引いてる子も、振り返ってみても顔がいつもぼやけてて、誰だかわからない。 曖昧な記憶。 霞がかったもやもやは、朝から頭を重くさせる。 「あ~月曜の朝から目覚め悪い。サボっちゃおうかな…。」 1人ごとを呟きつつ、私はベッドから抜け出した。 さすがに、この夢を見るたび会社を休むわけにはいかないから。
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