第一章、舞い降りた閃光

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湖にたどり着き少年は辺りを見渡すが、さっきの人影は見当たらなかった。 ?「いなくなっちゃたか・・・・はぁ~」 少年がため息をつくと「アンタ誰?」、後ろから声がした。 振り返るとそこには小さな少女がいた。 ?「おお、助かった。実は道を聞き・・・・ん?」 そこで少年は言葉を詰まらせた。 目の前にいる少女の姿に、目を疑ったのである。 その少女、背は低く幼稚園児くらいで、髪が水色で真っ青なリボンを付けていて、これまた水色のワンピースを着込んでいた。 それだけ見れば全体的に青い、普通の少女なのだが少年が目を奪われたのは少女の背中だった。 その少女の背中からは、青い水晶のような物が生えていた。 ?「(なんだこれ?羽かな?)」 少年が考えに浸っていると「ねぇ、ねぇってば!」と、少女の声に少年ははっとした。 ?「あ、ああ、悪い悪い、なんだいお嬢ちゃん?」 ??「なんだい?じゃないよ!さっきからなんどもきいてるのに!」 ?「ああ、ごめんごめん、そんな怒らないでよ。俺はただの迷子さ、だから道を教えてほしいんだ」 ??「なんだ~、そんなのアタイにまかせればだいじょうぶよ!アタイってばさいきょーだからね☆」 ?「なんか・・・・すげー不安なんだが・・・・」 ??「だいじょうぶ!アタイさいきょーのヨウセイだもん」 (妖精、なるほど・・・・) 羽の疑問が解決したようだ ??「えっとね、この森をずっといったところにこうまかんっていう赤いお城があるの いくところがないならそこにいってみればいいよ」 ?「そうか、ありがとうお嬢ちゃん♪」 ??「アタイはおじょうちゃんじゃなくてチルノだよ☆」 ?「そうか、ありがとうチルノ♪」 少年は走り出した。 ⑨「あっ!ちょっと!」 チルノのが呼び止めたが、少年は聞こえなかったようでそのまま行ってしまった。 ⑨「なまえきいてないのに・・・・またあえるかな ってさくしゃなまえー!💢」 仕方ないね☆
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