第一章、舞い降りた閃光

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一人の少女が窓を見つめている。 どこか退屈そうな彼女は、机に置かれた紅茶をすする。 少女「退屈ね・・・・何か楽しそうなことでも起きないかしら?」 独り言を呟く少女 そんな時、コンコンとドアをノックする音が響いた。 「お嬢様、お茶菓子をお持ちいたしました」 少女「入りなさい」 「失礼します」 ドアが開かれ、台車を押しながらメイドが入ってきた。 メイド「今日のお菓子はクッキーを焼いてみました」 少女「ご苦労様、咲夜」 咲夜と呼ばれたメイドは、クッキーの皿をそっと机に置く 咲夜「どうかされましたかお嬢様?」 少女「退屈なのよ、いつものように、たまに早起きするとこれだわ やっぱり私に朝は似合わないわね」 そんな言葉をもらす少女に咲夜は少し笑みを浮かべる。 咲夜「フフ、お嬢様には運命を操る力があるんですよ? その内、きっと良いことがありますよ♪」 少女「そうだといいんだけど・・・・・・・・・・・・あら?」 咲夜「どうなされましたお嬢様?」 少女の反応に咲夜は質問をした。 少女「フフフフ、咲夜?アナタの予想は当たるみたいだわ 確かに、とっても面白そうなものが近づいてきたみたい♪」 少女の笑みに咲夜はキョトンとしてしまった。 咲夜「そうなのですか?私にはよく分かりませんが・・・・」 少女「そう?まぁいいわ、今ここに向かって何者かが走ってきてるわ 存分にもてなしてあげなさい?」 咲夜「外の者でしょうか? 招き入れるのですか?」 少女「まさか、そんな訳ないじゃない 逆よ逆、侵入しようとするなら排除していいわ 存分に相手をしてやりなさい♪」 咲夜「御意!」 そう言い残し、咲夜は音もなく消えた。 少女「フフ、さぁ、たっぷり楽しませてね?」 少女はまた不適に笑う・・・・
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